災害看護関連用語 ゾーニング
用語 ゾーニング
英訳 Zoning
定義 NBC災害時に汚染の拡大や二次災害を防止するために区域を指定すること
解説 NBC災害が発生した場合、対策本部の情報や風向き、高低など、周囲の状況を合理的に判断してゾーニングを行う。汚染の可能性がある区域を危険区域(ホットゾーン)、除染などの作業可能区域を準危険区域(ウォームゾーン)、清浄な区域を(コールドゾーン)と設定する。
危険区域では、高度防護服を着用した者以外立ち入り禁止とする。高濃度の汚染はないが、今後、人の移動等に伴い、汚染が拡大する可能性のある区域、汚染管理のために必要な区域を準危険区域(緩衝区域)とする。この区域は消防により管理、閉鎖されている。さらにその外側に警察による立ち入り制限のための区域が設定される。
事例
参考文献(APA方式) ・長岡医師会(2012):集団災害時における一般医の役割〜Mass-gathering medicine 〜ビデオテキストブック〜
・酒井明子、菊池志津子編(2018):災害看護 看護の専門知識を統合して実践につなげる 改訂第3版,南江堂.
最終編集日 2019/06/10 14:13:59