災害看護関連用語(案) 生活不活発病
用語 生活不活発病
英訳 Disuse Syndrome
定義 災害や体調不良などをきっかけにして、それまで行っていた日常生活での動作全般に制限が生じ、活動性の低下によって生じる心身の機能全般の低下
解説 臨床ではベッドで過度に安静にすることや、活動性が低下したことによる身体に生じた様々な状態を廃用症候群と呼ばれていた。災害発生後避難所での生活では動き回ることが不自由となり、それまで自分で行っていた掃除や炊事などの家事活動やコミュニティへの参加ができなくなることにより活動性の低下が起こる。このような生活における不活発な状態が続くことより廃用症候群と同様な心身機能の低下が生じてくることから生活不活発病と呼ばれるようになった。生活不活発病の予防には、運動をすればよいという単純なものではない。様々な生活行為など生活全体を巻き込んだ対応が必要である。また、地域・社会コミュニティへの参加を促していくことが必要となる。そのため、看護職は行政・リハビリテーション関係者・介護関係者など多くの人たちとの連携が重要である。
事例
参考文献(APA方式) ・厚生労働省(2011):東北地方太平洋沖地震による避難生活に伴う心身の機能の低下の予防について.
・小井土雄一他(2017):他職種連携で支える災害医療,医学書院.
・酒井明子、長田恵子、三澤寿美編(2019):ナーシング・グラフィカ 看護の統合と実践B 災害看護,メディカ出版.
最終編集日 2019/06/07 10:36:09