用語 | 災害ボランティアセンター |
英訳 | Disaster Volunteer Center |
定義 | 被災地のニーズを把握やボランティアの受け付け、ニーズとのマッチングを図る場所 |
解説 | 災害ボランティアセンターは、1995年阪神・淡路大震災や1997年ナホトカ号重油流出事故を契機に、災害ボランティア活動が本格化し、被災者のニーズに対して効率よくボランティアを派遣・調整するために誕生した。 災害ボランティアセンターは、豪雨や台風、地震等天災の被害が甚大で、地域住民の自助のみでは復興がままならずボランティアの助けが必要と考えられるときに、主として当該都道府県社協や当該市町村社協に設置される。災害ボランティアセンターの組織体制として、総務班、ニーズ班、ボランティア受付班、マッチング班、送迎班などがある。これらの組織体制の元、被災家屋の片付けや避難所での物資配布の手伝いといったニーズに対し、ボランティアを効率的にコーディネートしていく。災害ボランティアセンターの閉鎖について明確な期日は設けられていないが、災害ボランティアの数、被災地の地元組織の回復、被災者の自立などの議論に基づいて閉鎖される。 また、平時でも災害ボランティアセンターが円滑に運営できるように、災害ボランティアコーディネーターの養成や災害ボランティアセンター設置・運営訓練の実施、ネットワークづくりなどの対策を行っている。 |
事例 | |
参考文献(APA方式) | ・宇和島市社会福祉協議会(2016):宇和島市災害ボランティアセンター設置・運営マニュアル ・矢守克也、渥美公秀編著(2011):防災・減災の人間科学,新曜社. |
最終編集日 | 2019/06/10 14:10:49 |