災害看護関連用語 急性ストレス障害(ASD)
用語 急性ストレス障害(ASD)
英訳 Acute Stress Disorder
定義 外傷的な出来事の後、臨床的に著しい苦痛、社会的・職業的機能の障害が最低2日間、最大4週間持続する状態
解説 ASDの症状として、悪夢やフラッシュバックなどの再体験、外傷を想起させるものの回避、強い不安や覚醒亢進などの顕著な症状と、感情麻痺や現実感の消失などの解離症状がある。
ASDは時間経過や家族、周囲のサポートにより自然に回復する場合が多いが、症状が長引く場合や解離症状が強い場合は、PTSDに移行する可能性も高く、専門家のケアにつなげた方がよい。
事例
参考文献(APA方式) ・金吉晴編(2011):心的トラウマの理解とケア,じほう.
・金吉晴(2003):災害時地域精神保健医療活動ガイドライン,平成13年度 厚生科学研究費補助金(厚生科学特別研究事業).
・酒井明子、菊池志津子編(2018):災害看護 看護の専門知識を統合して実践につなげる 改訂第3版,南江堂.
・酒井明子、長田恵子、三澤寿美編(2019):ナーシング・グラフィカ 看護の統合と実践B 災害看護,メディカ出版.
最終編集日 2019/06/06 19:55:28