災害看護関連用語 災害支援ナース
用語 災害支援ナース
英訳 Disaster Support Nurse
定義 看護職能団体の一員として、被災した看護職の心身の負担を軽減し支えるよう努めるとともに、被災者が健康レベルを維持できるように、被災地で適切な医療・看護を提供する役割を担う看護職
解説 1995年1月の阪神淡路大震災後に災害看護ボランティア登録制度が構築され、2004年10月の新潟県中越地震時の看護師派遣が制度の始まりとされている。各都道府県・市町村及び各種職能団体や協議会等において、事前に登録する制度をとっている →「災害支援ナース登録制度」
災害支援ナース派遣に際しては、災害の規模等に応じてレベル1・2・3に区分し、調整される。
《災害時支援の対応区分》
レベル1(単独支援対応)は、被災県協会のみで災害時の看護支援活動が可能な場合で、被災県協会が派遣する。
レベル2(近隣支援対応)は、被災県協会のみでは看護支援活動が困難または不十分であり、近隣の都道府県看護協会からの支援が必要な場合で、被災県協会および近隣県協会が派遣する。
レベル3(広域支援対応)は、被災県協会および近隣県協会のみでは看護支援活動が困難又は不十分であり、当該活動が長期化すると見込まれる場合で、本会の要請の下、全国の都道府県看護協会(被災県協会及び近隣県協会を含む。)が派遣する。
事例
参考文献(APA方式) ・日本看護協会HP:http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/saigai/
・日本看護協会:災害支援ナース派遣要領,公益社団法人 日本看護協会.
・酒井明子、菊池志津子編(2018):災害看護 看護の専門知識を統合して実践につなげる 改訂第3版,南江堂.
・浦田喜久子、小原真理子編(2019):系統看護学講座 統合分野 災害看護学・国際看護学(第4版),医学書院.
最終編集日 2019/06/10 14:08:31