災害看護関連用語(案) トリアージ
用語 トリアージ
英訳 triage
定義 多数の負傷者・傷病者が同時に発生した災害現場において、医療資源と負傷者・傷病者との不均衡が生じた際に、限られた人的・物的資源を駆使して、最大多数の救命をはかり、後遺症を改善することを目的に、最大多数の傷病者に最善の医療を施すために、負傷者・傷病者の緊急度と重症度を判断し、応急処置・搬送に優先順位をつける医療行為である。
解説 語源は、フランス語のtrier(選別する、選り分ける)。ナポレオン統制時代の軍医がフランス革命の際に限られた医療従事者と医療資機材の下で治療の優先順位を決めたことが始まりといわれ、これが災害時のトリアージの概念に使われたと言われている。
トリアージには2つの方法があり、1次トリアージと2次トリアージである。1次トリアージは主に災害現場で多数の傷病者を短時間で大別するもので、2次トリアージは主に現場救護所や病院で行うものである。トリアージは1回で決まるものではなく、傷病者の容態は刻々と変化していくので、様々な場所で繰り返しトリアージを行うことが必要である。
→CSCATTT
事例
参考文献(APA方式) 勝見敦,小原真理子,編(2012):災害救護 災害サイクルから考える看護実践,203-211,ヌーベルヒロカワ,東京.
黒田裕子,他(2015):災害看護,191,メデイカ出版,大阪.
辺見弘監(2013):災害看護学,150-151,メジカルフレンド社,東京.
最終編集日 2016/08/19 14:20:54