災害看護関連用語 心的外傷後ストレス反応(PTSR)
用語 心的外傷後ストレス反応(PTSR)
英訳 Posttraumatic Stress Response
定義 災害による心的外傷(トラウマ)後の正常なストレス反応
解説 個人差が大きいもののPTSRは、誰にでも起こる当たり前の反応であり時間経過とともに徐々に消失していく。
症状として、情緒面(わけもなく不安になる、など)・思考面(考えがまとまらない、など)・行動面(興奮しやすく、突然怒りが爆発する、など)・身体面(自律神経系の諸症状、など)の不調があり、多大な苦痛や生活上の支障を伴うため、早期から回復への支援が必要である。心的外傷後ストレス反応は、異常な状況に対する正常な反応であることを被災者に伝えることが重要である。
事例
参考文献(APA方式) ・愛媛県(2014):こころのケア対応マニュアル
・南裕子、山本あいこ編(2007):災害看護学習テキスト概論編,日本看護協会出版会.
・酒井明子、菊池志津子編(2018):災害看護 看護の専門知識を統合して実践につなげる 改訂第3版,南江堂.
最終編集日 2019/06/06 19:57:03