災害看護関連用語(案) 挫滅症候群
用語 挫滅症候群
英訳 crush syndrome
定義 長時間にわたる圧挫に起因する軟組織を含む主骨格筋の外傷や虚血による重篤な全身性の症候群。それにより細胞膜の透過性が増大し、細胞内からカリウム、酵素、ミオグロビンが放出される。血圧低下や腎還流量の減少に続発する虚血性腎不全は、急性尿細管壊死や尿毒症をひき起こす。
解説 【治療】発災直後の現場から始める必要があり,特に圧迫解除前から大量の輸液を開始することが重要となる.経時的なモニタリング,腎保護,血液浄化などの医療的な介入を要する.
【看護】傷病者の観察や治療の介助を求められる.観察すべき項目として、@どのような重量物に挟圧されたかというエピソード,A患肢の運動知覚麻痺,B黒〜赤褐色尿(ポートワイン尿)がある.また搬送先の被災状況・受け入れ状況・透析実施の可否,消防・警察など他機関との情報共有や調整などの業務も必要になる.
事例
参考文献(APA方式) World Health Organization.ICD-10(2010),861-976,World Health Organization
最終編集日 2016/08/19 14:10:59