用語 | 災害ケースマネジメント |
英訳 | disaster case management |
定義 | 被災者の抱える多様な課題を解決するため、一人一人の被災者の状況を丁寧に伺い、関係者が連携して必要な支援を行う取り組み |
解説 | 災害ケースマネジメントとは、2005 年のハリケーン・カトリーナとハリケーン・リタによる被災者支援の方策として実行された「災害ケース・マネジメント・プログラム(DCMP, Disaster Case Management Program)」をベースに考えられた手法。被災者ひとり一人の事情やニーズに合わせ、きめ細やかな支援を行い、生活再建の早期実現を目指すものである。わが国では平成28年10月に鳥取県で発生した中部地震後、鳥取県が初めて条例化を行った。平成30年3月に鳥取県防災及び危機管理に関する基本条例(平成21年鳥取県条例第43号)が改正され、、第25条に下記の内容が追加された。 (被災者の生活復興支援体制の構築) 第25条の2 県及び市町村は、相互に連携し、必要に応じ、個々の被災者の住宅、就労、健康、財産管理その他生活に係る課題に総合的に対応する体制を構築し、被災者の生活の復興支援を行うものとする。 |
事例 | 仙台市のケース 仮設住宅に入居している被災者へ直接訪問し、聞き取り調査を行い、生活再建可能世帯、日常生活支援世帯、住まいの再建支援世帯、日常生活・住まいの再建支援世帯に分類し、分類毎に支援メニューを決定し実施した。 |
参考文献(APA方式) | http://hdl.handle.net/10236/00026944(2022.10) https://isss.jp.net/isss-site/wp-content/uploads/2019/02/11-2018_11.pdf(2022.10) https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1118345/sinkyuu.pdf(2022.10) |
最終編集日 | 2023/08/29 19:37:59 |