用語 | 災害派遣精神医療チーム(DPAT) |
英訳 | Disaster Psychiatric Assistance Team |
定義 | 都道府県及び政令指定都市によって組織され、専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療チームである。自然災害や犯罪事件・航空機・列車事故等の集団災害が発生した場合、被災地域の精神保健医療機能が一時的に低下し、さらに災害ストレス等により新たに精神的問題が生じる等、精神保健医療への需要が拡大するような場合に、被災地域の精神保健医療ニーズの把握、他の保健医療体制との連携、各種関係機関等とのマネージメント、専門性の高い精神科医療の提供と精神保健活動の支援を行う。 精神科医師、看護師、業務調整員(ロジスティクス)数名で構成し、1班あたりの活動期間は1週間(移動日2日・活動日5日)を標準とする。 |
解説 | 2011年の東日本大震災では精神科医を中心とする「こころのケアチーム」が派遣されたが、事前に組織化された活動ではなく、課題を残したため、それを教訓に仕組みが創設された。 |
事例 | |
参考文献(APA方式) | 厚労省 災害派遣精神医療チーム(DPAT)活動要領 酒井明子,菊池志津子編,災害看護改訂第3版,南江堂,2018 |
最終編集日 | 2021/08/11 9:20:18 |