用語 | 無症状感染 |
英訳 | silent spreader |
定義 | 症状がないのにPCR検査で陽性(病原体保有者)になる |
解説 | 本来であれば、病気にかかるとその病気に応じた症状がでる。しかしCOVID-19では、無症状であるのに検査をすると陽性になっている人がいる。通常、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合、症状が最も強く表れる時期に、他者へウイルスをうつす可能性も最も高くなると言われており、この矛盾した状態は、「元気で通常の生活をしている人がコロナウイルスを排出させている」という不安につながっている。 BMJ BestPracticeでは、集団における無症候性症例の有病率を推定することは困難であり、1.2%〜12.9%と推定されるとしている。 症状がない人ほど検査を受ける機会や気持ちも少ないため、本当の意味でのサイレントスプレッダーの数はわかっていない。 新型コロナの感染伝播の総量を100とすると、この発症前の無症状者からの伝播が45%、そして無症状のまま経過する無症候性感染者からの伝播が5%ということで、合計50%は無症状者からの伝播である。 |
事例 | 厚生労働省 発生事例掲載 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09273.html 感染した日からの感染性の推移(Science 10.1126/science.abb6936 (2020).およびTomas Pueyo氏 |
参考文献(APA方式) | 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09273.html |
最終編集日 | 2021/08/10 16:24:28 |