用語 | パンデミックワクチン |
英訳 | pandemic vaccine |
定義 | 感染症の世界的流行(パンデミック)が発生した場合の、これに対する予防接種剤(ワクチン) |
解説 | 感染症のパンデミックが発生した段階で、出現した新型ウイルス又はこれと同じ抗原性をもつウイルスを基に製造されるワクチン。パンデミックワクチンと言っても、実際に猛威を振るっているウィルスを採取しなければ、有効なワクチンは製造できない。そのため、パンデミックワクチンが実際に製造・供給され始めるのは、パンデミックの発生後、およそ半年以上を待つ必要がある。 新型インフルエンザ(H5N1)発生時にこれに対して作成されたワクチンをパンデミックワクチンという。新型インフルエンザを引き起こすインフルエンザウイルスには、いくつかの候補が考えられるが、なかでもH5N1ウイルスによるパンデミックの可能性と危険性の高さを考えて、鳥インフルエンザH5N1ウイルスに対するワクチンの開発・製造、そして備蓄が世界ではじめられている。いわばパンデミック前段階ワクチン、という意味でプレパンデミックワクチンあるいはプロトタイプワクチンなどと呼ばれる。 |
事例 | |
参考文献(APA方式) | Weblio 辞書 岡部 信彦(前 国立感染症研究所感染症情報センター長)https://www.terumo-taion.jp/fever/pandemic/04.html 国立感染症研究所https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2436-related-articles/related-articles-465/8431-465r08.html |
最終編集日 | 2021/08/10 16:35:07 |