用語 | 健康危機管理 |
英訳 | Health Crisis Management |
定義 | 公衆衛生分野における危機管理を表し、自然災害や,臨界事故・テロリズムなどの人為災害、世界的感染症によって生じる人々の生命、健康、 生活の安全を脅かす事態への対応するための機能のこと |
解説 | 人や環境への被害を最小限に抑えるという目的を達成するためにさまざまな資源を活用し、関連組織と協働して効率的な活動を展開する機能である。それは健康被害の発生予防から、健康被害の拡大防止、健康被害への対応、健康被害からの回復という機能を有する。 背景:平成13年3月「地域における健康危機管理のありかた検討会」 新しい地域保健体制の整備を図るため、平成6年に保健所法が改正され地域保健法が制定されたが、その後、地域における健康危機管理事例が頻発し、健康危機に対する地方公共団体の保健衛生部門の役割が問われている状況にある。このような状況を踏まえて、平成10年11月に公衆衛生審議会の下に設置された「地域保健問題検討会」は、平成11年8月の報告書で地域における健康危機管理のありかたについて等の提言をおこなった。 厚生省では上記の提言を踏まえ、「地域保健対策の推進に関する基本的な指針(平成6年12月1日厚生省告示第374号)(以下、基本指針という。)」を平成12年3月に改正し、地域における健康危機管理等の基本的な方針を示した。基本方針には、地方公共団体が健康危機管理を適切に実施するための具体的な対応についての手引書を整備するべきであり、地域保健の専門的、技術的かつ広域的拠点である保健所は、地域における健康危機管理においても、中核的役割を果たすべきである旨が定められている。 |
事例 | |
参考文献(APA方式) | ・厚生労働省HP:健康危機管理基本指針 https://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/kenkou/index.html |
最終編集日 | 2019/06/06 19:34:53 |