災害看護関連用語 共助
用語 共助
英訳 Mutual-help
定義 地域や身近にいる人同士が助け合って地域の安全を守ること
解説 大規模災害時では公助(行政、消防、警察、自衛隊、医療機関)の機能に限界が生じることが予測される。事実、阪神・淡路大震災では、3割が隣人等の「共助」により救出されており、「公助」である救助隊による救出は数%に過ぎなかったという調査結果がある(図1)。また、災害時には、安全と安心の両方が必要である。安心は人と人とのつながりの間に生まれるものであり、お互いが声を掛け合うことで安心感を高めることができる。共助はその後の復興においても被災者の大きな支えであり、普段からの助け合い精神による行動が大切である。

<近所や地域で取り組む防災対策>
  ・地域の避難訓練などの防災活動に参加する。
  ・災害以外の地域の活動やイベントにも参加し、近所と助け合い、
   地域の絆を深める。
事例
参考文献(APA方式) ・内閣府防災情報のページ「平成30年版 防災白書」  
 http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h30/.(2021.5)
・政府広報オンライン「災害時に命を守る一人一人の防災対策」
 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html (2021.5)
最終編集日 2023/08/31 9:26:20